TIGER&BUNNY
□自販機 兎虎
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「なーあー、バニーちゃん?」
「なんですか?」
俺の呼びかけに、バニーの手が止まる。
「ひーまー。」
「・・・。」
バニーの手が、動き出した。
「おいおい、シカトすんなよー。オジサン泣いちゃう。」
「じゃあ、変なこと言わないで下さい。今は仕事中です。暇なわけないじゃないですか。」
それはごもっともなわけだが、俺はデスクワークというのが苦手らしい。
すぐ飽きてしまうのだ。
だから、暇になる。
「まぁまぁ、ちょっと息抜きに飲み物でも買いに行かない?」
それ飲み終わったらちゃんとするから、と言うと、バニーもしぶしぶ了解してくれた。
「まぁ、今日で三回目の息抜きですけどね・・・。」
なんてつぶやかれたけど。