隣の席の準太くん

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はい!やってきましたバッティングセンター!!




私は今日こそ勝って裕ちゃんに特大イチゴパフェを奢ってもらう…………予定でした。




「俺ここなー」



「うしっ。まずはストレート」



なのに……山ノ井先輩を先頭に、島崎先輩に高瀬くんまで来ちゃいました。



まぁ、高瀬くんは私が誘ったんだけどな。



「結、私ここ座っとく」



『りょーかい』



佐奈はみんなが見渡せるベンチに腰を下ろして言った。




『裕ちゃん!』



「おー。負けねぇぞ」



『私も負けんし』



後日聞いた話、私と裕ちゃんの間には火花が散っていたそうな。












「なぁ、チーム戦にしねぇ?」




何を言うんですか島崎先輩。



これは私と裕ちゃんと山ノ井先輩の勝負ですよ。



「お、それいいな」



乗っちゃうのかよ!



……まぁ、いいけどさ。





「どうやってチーム分けるんスか?」



「ふふふ……じゃーん!」


なんか不気味な笑いをもらしながら島崎先輩が取りだしたのは割り箸。



「これ引いて3チームに分けるな。はい、引いてー」


ニコニコと割り箸を差し出して来る島崎先輩からくじを引く。



先っちょの方に色が着いてて、私は青だった。



「同じ色のやつとチームな」



チームは…………



赤→島崎先輩・山ノ井先輩


黄→裕ちゃん


青→私・高瀬くん




ふ……裕ちゃん一人だ。




「え、ちょ、俺一人!?」



『ふははー。裕ちゃんごちそーさん』



「まだ負けてねぇし!!」



くそぅ…とか言ってる裕ちゃんはめっちゃ面白い。




『高瀬くん、頑張ろうね』


「おぅ」





かくして、チーム対抗バッティング大会開始ー!!











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