そんな馬鹿な
□#05 (腐女子でしたか)★
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『ずっと正装で疲れませんか?』
「そうですねぇ…
少し失礼します」
立ち上がり、指を鳴らしてみた。
パチンッ
「おや、どうやらコレは此方の世界でも使える様ですね。
もしかしたら、と少し心配していましたが」
部屋着用の浴衣に着替え、再び座る。
『凄い…!
メフィストさんの指パッチンを生で…!』
彩さんは私の指鳴らしでかなり興奮されている。
「処で、彩さんは沢山漫画をお持ちの様ですね」
少女向けから少年向け、大人向けのアクションまで彩さんの本棚にはずらりと並んでいる。
(ん…?)
ふと、私の目に止まったモノ。
本棚の端の方にびっしりと並べられたアレは……
「同人誌もお持ちの様で」
『っ!!
あ、いや、そのっ
ち、違うんです!
藤メフィとかアマメフィでhshsしてる訳じゃなくて……!!!』
「……」
『ぁ、』
(腐女子でしたか)
しかも、私が受けとは…
…next.