連載2

□部屋越しの仲直り
3ページ/7ページ




『それに、いっぱいいっぱいだったのは隼人も一緒だったと思うよ? ツナですらそうだったんだから』


「そう、かな・・・」


『うんうん』




うちはそういって立ち上がって、引き出しからハサミを取り出した




『武、ちょっと起き上がってじっとしてて?』


「??」



うちに言われた通り起き上がる武




『そのまま、ね』




そして武の後ろ髪を軽く束ね




じょりっ




じょきんっ・・・・・・




伸びていた髪を断ち切った




「え・・・彩夏・・・・・・???」


『悩み事とはこれでおさらばっ、ってことで』




そして切った髪をそのままゴミ箱に叩き込んだ。手を払うもの忘れずに
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ