連載2
□部屋越しの仲直り
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『それに、いっぱいいっぱいだったのは隼人も一緒だったと思うよ? ツナですらそうだったんだから』
「そう、かな・・・」
『うんうん』
うちはそういって立ち上がって、引き出しからハサミを取り出した
『武、ちょっと起き上がってじっとしてて?』
「??」
うちに言われた通り起き上がる武
『そのまま、ね』
そして武の後ろ髪を軽く束ね
じょりっ
じょきんっ・・・・・・
伸びていた髪を断ち切った
「え・・・彩夏・・・・・・???」
『悩み事とはこれでおさらばっ、ってことで』
そして切った髪をそのままゴミ箱に叩き込んだ。手を払うもの忘れずに