連載2

□退却
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天空独楽・・・もとい雨独楽、さっきγのシールドを破る際に、雲薙刀で野球のバッティングよろしく、はじき飛ばしてしまったのだ。
炎が残っていれば戻ってくるのだけど、戻ってこないところをみると、あまり炎が残っていないのだろう




「う、うん。いいよ」


『ありがとう、ツナ。・・・と、その前に・・・』



うちはγの手からマーレリングを抜き取った




『これでよし。行こう、ツナ』













「あの・・・彩夏ちゃん」


『なに?ツナ』


「昨日、リングに炎を灯してたとき、大空の波動を持ってるって言ってなかったから・・・何でかなって思って」



草むらで雨独楽を探していると、ツナが話しかけてきた




『・・・うちにとって、大空はなんていうか・・・特別、なの』


「特別?」


『それに、うちが大空を持ってるってことはボンゴレの中でもうちの存在の次にトップシークレットだし』


「え」


『ボンゴレ10代目に養子がいて、かつ大空属性持ってるなんてことが知れ渡ったら・・・ね?』


「あ・・・」


『それにしても、どこに行ったのかな・・・うちの独楽』



その時―――
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