連載2

□失わないために必要なもの
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『どこまでやりましたか?』


「説明を終えて、リングに炎を灯す練習をし終えたところだ。
・・・さて、お前の腕前を見せてもらおうか。出来によっては、こいつらと一緒に修行を受けてもらうことになるが」



にっ・・・




うちだって、だてにこの数ヵ月、みんなを相手に修行していたわけじゃない。教えるのは無理かもしれないけど、お手本くらいにはなれるように努力してきたつもりだ




『大丈夫ですよ、ラルさん。初心者以上、家庭教師未満ではあるつもりです』



この時代のツナから貰った、ケースに入っていた4つのうち3つのリング。
うちは指につけていたそれらから、順々にマモンチェーンを外していく



ボウッ・・・!




「!?」


「!!」



リングに灯る、バイオレット・ブルー・イエローの炎・・・




「!! 3つも使えるのか?!」



驚いているラルさん




『ま、まぁ・・・。おかげで、こんな状態になってるんですけど・・・』



脚のベルトやコートを留めているベルトについている複数の匣。
全てツナがくれた“和シリーズ”だ
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