連載2

□気高き目
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――次の日の朝――




『ごちそうさまでした』



いつも通りランニングを済ませてから、京子ちゃんとハルちゃんが作ってくれた朝ごはんを食堂で食べ終えたうち




『食器、置いておくね』


「あ、はい! あのっ・・・」



たっ・・・・・・!




うちは2人に次の句を告げられる前に、ツナ達のいる食堂から走り去った




「ぁ・・・また行っちゃいました・・・」


「わたしたち、彩夏ちゃんに何かしちゃったかな・・・」


「そうじゃないわ」




口を開いたのはビアンキだった




「あの子はこの時代のツナ達に自らの存在を救われたようなものなの。そしてここ数ヶ月間ずっとここで過ごしてきた。あの子にとって、ツナ達は親代わりみたいなもの・・・いえ、親と言い切っても過言じゃないわね。
学校への送り迎えはもっぱら隼人達の役目だったわ。私の知る限り、他の人に任せるなんてことは1回もなかった」


「!! って、そういえば彩夏ちゃん、学校は!!?」




はしを片手にツナが言う



この時代に飛ばされてきたツナ達はともかく、彩夏は学校へ行く義務が発生しているのだから
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