連載2
□デジャブ
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――約1週間後、B10――
こっ・・・こっ・・・
『・・・・・・』
うちはリボーンに言われた通り、初の道場破りを仕掛けるべく、武がいるB10に来ていた
『(この先に、武がいる。リボーンと修行をしている武が)』
ぎゅっ・・・・・・
右手の指には4つのリングが輝き、歩くたびにはためくのは漆黒のコート。それに彩りを添えているのは匣
B10はそれほど広い階ではないから、すぐに武とリボーンがいる部屋の前についた
『・・・』
普段だったら相手のタイプに合わせて有利になる戦い方を選ぶけれども、今回は近距離タイプに近距離戦で挑まなければならない
しかも、相手はこの時代のボンゴレ二大剣豪。ポテンシャルは十分過ぎるほどにある
『・・・初戦から構えすぎても仕方ないか』
目を閉じ、深呼吸をする。何も考えずに無心になる
ばしゃばしゃばしゃ・・・・・・!
水を踏みつけている音がする