連載2
□苛立ちと嫉妬
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――γを撃退してから2日後――
「『ごちそうさまでした』」
γを撃退してから2日たった。隼人と武も、もう動ける頃だろう
『じゃあ、お先に』
「うん。またあとでね」
うちは一足早く食堂を後にした。匣・リング・コートを部屋に取りに行くために
一種の区切りとして、その3つは食堂に持ち込まないことにしているから
『(今日も恭弥と修行かな・・・)』
早くいろんな技の使い方を自分なりにマスターして、アレンジしないといけないんだけど・・・
そう思いながら、うちは歩を進めた
「・・・いたのかよ」
「よう彩夏」
『隼人!武! もう大丈夫なの?』
コートを着ながらトレーニングルームで待っていると、隼人と武がやってきた