連載2

□心の嘆き
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彩夏の身体を媒介にいきなり現れたガレアは、もやから出した扇子を閉じてから話し始めた




『“先代”のことはどこまで聞いておる?』


「ボンゴレ[世と一緒にいて・・・力の使いすぎで死んだって聞いたけど」


『“あの事件”は妾達にとっても衝撃だった。いろいろな意味での』


「いろいろな意味で・・・?」


『あんなに早くあ奴が死ぬなどとは思っておらんかったのじゃよ。誰も、な。人間とはこんなにも儚いものかと』




儚い、ね・・・





『あ奴と関わりを持っておった悪魔はそれなりに多かった。妾もその一人じゃったが。時に酒も酌み交わした仲じゃった。もちろん、関わっておらんかったやつもいたがの。
そして・・・あ奴が死んでから、一部の悪魔に異変があった』


「異変?」


『妾もそうじゃったが・・・胸が痛いというのじゃよ。医者に診せても、どこもおかしくないというのに』




悪魔の医者って・・・いるんだ・・・・・・





『王である妾までそんな症状に苛まれていると露見して、大事になったのじゃが・・・理由が全く判明しなんだ』


「・・・」


『そして更に少したち・・・その症状にかかっている悪魔に共通点があることが判明した』




共通点・・・?
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