連載
□新たな変化
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彩夏はそう言うと、少しだけ顔を下に
向け、目を閉じ、少したった後目を開いた
すると、彩夏ちゃんの言っていた通り、左目が変化していた
悪魔を語るうえで外せないあの色、黒に
左の瞳全てが漆黒に染まっていた
「「!!?」」
「(あれが・・! けど、なんか思ってたのと違う・・何ていうか、優しい黒・・・?)」
悪魔っていうくらいだかどす黒いものを想像してたのに・・・
なのに、実際は思っていたものと違っていて、その黒曜石のような左目の瞳には優しさや慈愛のような優しいものが映っていた
「・・・っ!!」
そのあたたかいものから一転、ツナは突然全身に寒気を感じた
身に覚えがある。背中をまるで蛇が通って行くような、このおぞましい寒気は・・・