連載
□『闇』に囚われしは
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こうして俺達は門の先の石畳を歩き、家と隣接するようにある茶室にたどり着いた
「彩夏 、いるか?」
と、リボーンが戸越に言うと、『入って・・』という返事があったので、俺らは茶室に入った
「久しぶりだな、彩夏」
そこには、髪の先に癖があるショートカットの髪の女の子が体育座りを少し崩した状態で座っていた
リボーンが俺に渡した書類についていたあの写真の女の子。
だが、目は泣きはらしたのか真っ赤で、今も涙を浮かべながらこっちを見ていた
「はじめまして」
怖がらせないように気を付ける
『はじめ、まして・・』
そう応えた彩夏ちゃんの目には警戒心はない