連載
□出会いの兆し
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『リボー、ンっ・・・助け、てっ・・・!////』
その声、少女の声は、涙まじりに受話器の向こうからリボーンのもとに聞こえてきた
「ツナ、そろそろ仕事には慣れたか?」
「あ、リボーン・・。うん、まぁね・・」
今の時期はちょうど春と夏の境目
俺が今いる場所は並盛の地下に造っているボンゴレアジトで、居住空間にあたる約3割が完成したところだった
「どうしたの? いきなりそんなこと聞いて・・?」
「・・そろそろ言ってもいい頃だと思ってな・・」
そう言ってリボーンは俺が座ってデスクワークをしているデスクに書類を放った
その写真には黒目黒髪の、中学生くらいの女の子の普段の様子らしき姿が写っていた
・・・いかにも隠し撮りだといわんばかりのアングルで
「・・・なに、これ・・・?」