連載2

□あえて言うなら“影”
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『うちの、戦い方・・・』



何らかの“型”に当てはめるべきなのかな・・・




例えば・・・ボンゴレの在り方。今まで見てきた、守護者(みんな)の在り方




すべてに染まりつつすべてを飲み込み、抱擁する大空となること




常に攻撃の核となり、休むことのない怒涛の嵐となること




全てを洗い流す、恵みの村雨となること




何者にもとらわれず、我が道をいく浮雲となること




ファミリーを襲う逆境を自らの肉体で砕き、明るく照らす日輪となること




ファミリーへのダメージを一手に引き受け、消し去る避雷針となること




実態のつかめぬ、幻影となること






『・・・“悪魔を操れる”なんていう異能持ちのうちが、他の人の型にはまる必要性なんて、ないか』




っていうか、“無いなら作ればいいじゃん”




だだだだっ・・・・・・!!!




床をリズムよく踏みしめ、前へ前へ駆ける。
そして駆けながら、漆黒のブーツ・籠手・手甲を装着し、片手に持っていた手裏剣を恭弥へ向かって投げる
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