血喰う獣神

□はじまり
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昨日、突然神界に呼び出されたとおもえば、遂にあの世界で神託が起こることを聞かされた。
こことは別の世界―――シルヴァラント。


800年程前から衰退し続けているもうひとつの世界、シルヴァラント。そこにはディザイアンも魔物もうじゃうじゃいる。
テセアラ内での仕事なら彼を連れていくの自分だが、そんな危険なところに、大切な人を連れて行くようなバカではない。


まぁ、そばにおいとかないと不安なのは確かだが・・・




「やっぱり、断ったほうが良かったか?」


「おう」


「即答か;;」


「だってさびしいんだもんよ〜」




ゼロスのそんな言葉に少しドキリとする。


自分だって行きたくないっといいたいが・・・




「た、たった1、2ヶ月だろ!それぐらい我慢しろ!それに、これは契約だから断れない!」


「ぶ〜・・・」


「ぶ〜じゃない;;ほら、そろそろ降りるぞ!」


「めんどくせ〜。降ろして〜」


「運動不足で太るぞ;;」


「ハニーたちと遊んでればいつの間にか消費するからへ〜きへ〜き♪」




ゼロスの言葉にあきれてものも言えなくなっていると、セバスチャンや家の者たちがゼロスを探している声が聞こえてきた。ゼロスに顔を向けて指で下を指すと笑顔でグゥサインを向けられた。


こいつはまたセバスチャンにすら何も言わずにうろうろと・・・。少し文句を述べようと思ったが―――






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