You change the world.

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「フェイタン、なんか言ったかな?」

「きと空耳ね」

こんなか弱い私を捕まえてまったく何を言ってるんだか。
腕力のない私は絶対この中で最弱だよ。確実に。

パク「まぁまぁそんなに目くじら立てないで。せっかくみんな集まったんだから朝食にしましょ」

「あっ作ってる途中だった!」

セクハラ男はそこら辺に転がして置いて朝食朝食!

チーズオムレツ、サラダに新鮮なトマトを添えて焼きたてのクロワッサンにカフェオレ。

う〜ん完璧な朝食。

ウボォー「おっ久しぶりにまともな朝飯だな」

「簡単な物ばかりだよ、いっぱい用意したからがっつり食べてね」

それぞれに渡したお皿を目の前にウボォーは目をキラキラさせてる、自分の作った物を喜んでくれるのって嬉しいよね。

おっこのクロワッサン美味しい!初めてのお店だったけど当たりだね。他のパンも試してみなきゃ

シャル「このオムレツ、フワフワで美味しい!あやめは料理上手なんだね」

「普通だよ、作るのは好きだけど簡単な物ばかりだから」

シャル「ねっビーフシチュー作れる?オレ好きなんだ。」

「OK。でも煮込んだ方が美味しいから明日の晩ごはんだね」


シャル「じゃぁさ、今夜は二人でどこかに食べに行こうよ」

「う〜ん…昨日食べ過ぎたから今夜は抜きたいたいな」

流れで食べちゃってるけど、本当は朝食も抜かしたかったんだよね。
ひとっ走りしてきたけど、まだカロリーは消費されきれてないし

シャル「そっか…それじゃビーフシチューの材料一緒買いに行こうよ」

「うふふ、デートのお誘いみたいだね」

シャル「じゃあじゃあ、買い物の前にデートしようよ」

冗談のつもりだったのにそんな素敵な笑顔で言われたら照れちゃうよ。
嬉しいけどやっぱり先約優先だからね

「今日はダメ、パクとマチとお買い物行くの。戻ったらスーパーに行こ?」

シャル「絶対約束だからね」



マチ「ねぇ食べてからなんだけど、こんな食材あったっけ?」

「ランニングのついでに買ってきたんだよ、朝市やってて新鮮な野菜売ってたんだ〜」

パク「昨日、現金ないって言ってなかったかしら?」

「へへっ。これで買ってきました!」

ジャーンとスェットのポケットから取り出したお札とお釣の小銭が数枚

パク「ちょっと待って、そのマネークリップって…」

ちょっと皆どうしたの?一気に顔色悪くなったよ
なんか空気がヒンヤリしてきたし…

「…クロロのだよ」

痛い!痛い!
一気に膨らんだ殺気の元を見ると怪しく微笑むのクロロ

「そんなに怒ることないじゃん、ちょっと借りただけだよ。ちゃんと返すって」

クロ「貸した覚えはないが」

「だって寝てたからね」

クロ「それを俗に盗んだって言う」

「ちゃんと返すよ〜
ちょっと位良いじゃん、ケチ」

あっっちょっと!酷い皆なんで逃げるの?食べたんだから同罪でしょ!
やだ、セクハラジャージ男まで殺気で目覚めて逃げちゃったじゃない

クロ「金額の問題じゃない、盗賊から盗んだからにはそれなりの報復は覚悟してるんだろうな」




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