宝物・捧げ物

□貴方が居ればそれで十分
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『愛切サイコロジスト』444HITキリリク 





『だありん』

「どうしたんだ?リトからくっ付いてくるなんて珍し過ぎて何か裏がありそうだなとは思うが、嬉しいからあえて考えないようにしよう」

『(Σあれ、何か読まれてる)・・・やだなあ、あたしは極々普通に愛しのクロロさんとラブラブしたいなって思ってるだけなんでございますよ』

心にも無い事を言うからどうしても棒読みになってしまう。
それなのにクロロは満足そうに頬を緩ませていた。

ぎゅーとクロロの背中に抱きつきながら本題を言おうと口を開く。

『あのねー、優しい優しいダーリンくんにお願いがあるんだけどねー?』

「やっぱり裏があったか。・・・一応聞いてやる。優しいからな、俺は」

『自分で言うな』

「聞いてやらないぞ」

『わー、優しいダーリン大好きー!!』やけくそ←

自称優しいダーリンに一方的なイジメを受けながらも何とか話を戻した。

自称優しいダーリンはソファに腰掛け、随分とまあ偉そうな態度でいやがる。

「で、何だ?」

『うん、あのね。
・・・・・・・・・犬、飼いたいんだけど』

しん。

クロロがよくわからない微妙な表情で此方を見つめてくる。しかし口は開かれない。

異様な雰囲気を持った沈黙は数秒間続きましたとさ。(誰か助けて!)



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