You change the world.
□０７
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３度目の電気ショックで弱いながらも脈が戻り、解毒剤の投与、胃洗浄と処置が終わりあやめは部屋に運ばれてきた
目の前の彼女は何本ものコードや管に繋がれている
かたち良い彼女の唇がもう一度俺の名を奏でる事があるのか…
笑うと目を細める仕草
嘘をつく時まばたきが多くなる事
照れた時の横顔
涙を溜めた美しい瞳
もう一度見せてくれ…
朝になり、また夜のとばりが落ちる
あやめが倒れてから２４時間が過ぎた
点滴で少し浮腫んだ指に口付けて、昨夜渡すはずだったリングをはめる
このまま意識がもどらなかったらあやめは自分の物になる、ずっと側に居てくれる
寝てる間に針を刺してしまおうか…目が覚めたあと俺だけを必要とするように…
疲れと睡眠不足からか悪魔の囁きに耳を傾けてしまいそうになる
籠に捕らわれる事を嫌う自由なあやめじゃなくちゃあやめで無い、好きに飛び回るあやめを見ていたいんだ
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