世界一小説
□うさぎとメイド
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それはあまりにも突然だった。
「木佐さーん!コスプレしませんか!?」
「ぶはっ!!!!」
久しぶりに会う恋人が家にやって来て、1番初めに放った言葉がこれだった。
木佐は思わず飲んでいたコーヒーを吹き出してしまった。
「なっ……何言ってるんだよ!!」
「俺んとこ、そろそろ学祭でコスプレ喫茶するんっスよ。
それで衣装の確認頼まれたので持って来ました!
せっかくだから木佐さんに着させて確認しようかと。」
そう言って雪名は、一枚のメイド服をぴらぴらと出す。