純情小説

□二人だけの海で
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夏がやってきた!!!!

俺、高橋美咲は、今日から夏休みで気分が舞い上がっております。

ただひとつ、この目の前の状況を除いては……





「ウサギさん!!!!
暑くて体が怠けるのは分かるけど、仕事しろよ!!!」

「無理。こうも暑いと筆が乗らない。


「んなこと知るか!!!
ていうか、暑いなら俺に抱き着くなよ。」

「イヤ。美咲に抱き着いてると気持ちいい。」

「はぁ!?なっ……なんだよそれ。意味分かんねぇし。」

「そんなこと言うなら、さっさとエアコンを直せばいいだろう。」


…………そう、
なぜ整備もバッチリで、当たり前のようにエアコンのある高級マンションに住んでるのに、ものすごく暑いのかと言うと、先日エアコンを壊してしまったからだ。


その原因は美咲にある。

締め切りを守らない秋彦に、堪忍袋の尾が切れて鈴木さんを投げつけたのだ。

しかしそれがコントロールを外れ、エアコンに思い切りあたってしまった。
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