本3 その他CP

□飲み会…その後 ガミホタ編
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ガミホタ 微裏





「強いな〜堀田」



 ETUメンバーで飲み会が開かれた。見事に全員参加していた。二次会へ行く者もいたようだが先の羽根でも生えてそうな軽〜い口調の石神と共に(何故か)堀田は帰路についていた。


 口調からは連想出来ないが石神は残念がっている。自分も酒には弱くはなく寧ろ強い方だと思っていたが、堀田もかなり強かった。


 酔った堀田もきっと可愛いと石神フィルターは今日も衰える事無く堀田を捕らえていたが、危うく自分が潰れそうになり洒落にならない。



「堀田が酔うトコ見たかったな〜」


「見ても面白く無いっスよ。それにそれなりに酔ってます。誰かさんが無闇に注いでくれたので」


 軽い嫌味も込めて笑う堀田に、確かに少しは酔ってるかなと石神は横目で確認するが自分の方がやっぱりヤバイと苦笑した。



「酔った堀田に色々シたかったなー」


「…そういう計画は本人にバラさないで下さい」



 酔ってもこの人変わらないなと奔放さに呆れたが、それでも離れない自分にも同じく堀田は呆れた。こんな事を考えてしまうのも自分で思うより酔いがまわっているからかも知れなかった。



「なー堀田ぁ」


 石神がこの口調で自分を呼ぶ時はしょうもない事の時だとわかっていたが、とりあえず律儀に耳を傾ける『いい奴』、堀田(ちびっこ談)。




「誘ってくれ!!」


「ばっ…ッ」



 突拍子も無い台詞に、同じくちびっこに『いい奴』と称されていて先輩でもある石神に馬鹿ですかっと言いそうになり手で抑える。



「ほら、さっきの世良みたいにさー」


「嫌です」


 羨ましそうにそして期待でもしてるのか楽しそうに話す石神に堀田はため息をついた。











「……ん」



 部屋へ着くと自分の部屋だし安心したのか、気持ちが一気に緩んで堀田はベッドへと倒れ込んだ。


 結構、酒がまわってるなと気づいた時にはもう遅く、とろんとした目で石神を見つめていると倒れた時にめくれたシャツから覗く肌に触れられる。


 徐々に熱を上げる甘い痺れに素直に従って甘える様に堀田が腕を伸ばして首へと抱き着いてくる。


「結構酒まわってたんだな」


「…んー」



 いつもなら速攻で返ってくる反論が無いのもさることながら、ぎゅうと首にしがみついてくる堀田はいつになく甘ったるくて可愛い。


「ガミさぁん」


 ふわふわ名前を呼ぶのも堪らない。石神の首にまわした腕に少し力を込めて


「好きです」


 言われた事無い台詞(泣)を告げられ、ちゅとキスされた。


「たくさんシましょう」











「的な!!」



(妄想−−−−−−!!!?)



 酒を飲んでるせいではなく頭が痛くなってきた堀田。



「的な!じゃ無いっスよ!何かもう!とにかく、しっかりして下さい!!」


 病気じゃないか、と心配しつつ(←真面目)諌めるくらいしか堀田にはもう出来ない。



 飲み会はクラブハウスの近くだった為、当然堀田の家にも近いので(←当サイト妄想)、どっかにイってしまってる酔っ払いを連れても直ぐについた。


 ベッドへ石神を寝かせるとかなり飲んでたので直ぐに寝てしまった。堀田もその横へ座り一息つく。


 何だか幸せそうな石神にはぁ、と一呼吸して「仕方ねーな」と呟くと、その楽観的な寝顔の鼻の頭へ口付けてみた。



「………………っ」


 直ぐに何してんだ、と恥ずかしくなりキッチンへ向かい酔いを冷ます為水を飲む。






ふと気づく。


(何で当たり前みたいにガミさん家に連れて来たんだ…?)












おわり


 
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