BASARA

□一
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現在の時刻、PM10時。
立派に建てられた洋風の屋敷内に私たちはいた



「ねぇ、元親。いつ、何を盗りにいけばいーかぐらいは教えてよ。」



「知らねぇ。毛利が『時がくればわかるであろう。』だとよ。」



「…そうですか。」



私たちは、高い品々を盗り、マネーに変えて、苦しい人にあげるのを仕事としてる。



理由は一つ。
苦しんでる人を助けるため。



貧富の差が激しくなり、今を生きるのもままならない人がいる。
どうしてか、貧しい人には厳しく、豊かな人には優しすぎる私たちの世界。



そんな世界からいろんな人を救おうと集まったのが、私たちのグループ。



グループ名とかはないけど、周りからは「騙し屋」とか呼ばれてる。
警察や富ある人を上手く騙すから、だそうで。



「喜べ…ないかな。」



イイコト、ではないからね。




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