銀魂

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「……どうぞ」



「……気付くの、遅ェじゃねーか
俺ァ、中学ん時からだぜェ?



俺の好意には全く気付かねーで、
銀時が好きだと言われたときは……クククッ





まあいい、
たった今報われたしなァ?」



「……」



私は驚きのあまり、視線を床へうつした。
あんなにまっすぐ見られたら、どうすれば良いのか分かんないよ……



「それに、
早とちりしてんじゃねーぞ、悠。
俺が女と歩いてたくらいでよ」



その言葉にはカチンときた
晋助は自分がどれだけ人気があるのか、全然分かってないんだ!



私は晋助の目をしっかりと見つめて、言い返した。



「するに決まってる!!
晋助は、自分がどれだけ人気があるか全然分かってない!」



「……わからねーよ。知りたくもねーなァ?



おい、さっきの長ったらしい告白。
もっと簡単に言えねーのか?」



「できるよ、それくらい!」



「ほォ、なら言ってみな」



「……晋助、好きなの」



「…クククッ、知ってらァ」



「ただ、言わせたかっただけでしょ!?」



顔を赤くする私をみてまた笑う晋助
更に私はそれをみて、ホッとして……涙がでてきた



すると晋助は
なに泣いてんだ。と涙を拭う
それだけなのに、涙があふれてきた




*





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