銀魂

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長い時間泣いて、私は外にでた。



今は、考えないようにしよう。
色んなもの見て、忘れるくらい楽しもう



「あれ?悠?」



「あ!銀ちゃん!」



ショッピングモールに銀ちゃんがいるなんて、
嬉しい反面悲しむ自分



もし、晋助だったら……なんて
銀ちゃんに失礼だ。



「ねねっ、映画見ない!?私、今から見ようと思ったの!」



「いいね〜よしっ、遊ぶか!
銀さん、女の子とデートなんて久し振り〜!」



優しい銀さんといれば、楽しくすごせる
……自分が悪い人になってるみたいだ



















「あれ、高杉じゃね?」



「えっ」



指差された方向には綺麗な女の人と歩く晋助
ああ、両思いになったんだ。



私は咄嗟に銀ちゃんの手をつかんだ。



「銀ちゃん!映画いこ!」



「……そーだな」



今頭をなでてくれてるのは、晋助じゃない……
そう思うと、悲しくなった。


















「感動した〜!あっ、銀ちゃんも泣いてるー」



「っるせー、銀さんは心がピュアで繊細なのー



次は何処がいー?」



「銀ちゃんとなら何処でも!」



今だけ、晋助を忘れられるなら。




*





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