銀魂

□1
2ページ/5ページ




平和な日々が崩れたのは3日前
いつものように仕事で疲れた体をお風呂でほぐし、リビングでテレビを見ようとしていた時だ。



ピーンポーンと言うチャイムと共に容赦なく扉を叩く音。



突然の出来事に驚きながら恐る恐る玄関へ向かい、扉をあけると
黒いシャツを着た高杉がいた。



見惚れてしまうような綺麗な笑顔を浮かべながら、彼はささやいた



「よお、久しいなァ?悠ちゃんよォ?」




不味いことになると思い、扉を閉めようとしたが、彼はそうはさせまいと足を挟んでくる
そして、お客にたいして随分な対応だなぁ?と笑いながら家へ侵入



ドカドカと威張りながらあがりこみ、リビングのソファへ腰かける。

こうなるとどうしようもないことがわかっている私は、仕方なく鍵を閉めて高杉の側へと向かった。



「元気にしてたみてーで安心したぜ?
まさかと思うが、今、男がいるんじゃあるめーな?」



「いてほしかったよ。
でね晋助、来た早々申し訳ないんだけど、帰れ」



「かてーこと言うなよ、今日から同棲するんだしなァ?」



……さり気なく言うもんだから聞き逃しそうになった。



今なんかとんでもない言葉が聞こえた
気のせいかな、気のせいだよね!?




*





next page
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ