銀魂
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平和な日々が崩れたのは3日前
いつものように仕事で疲れた体をお風呂でほぐし、リビングでテレビを見ようとしていた時だ。
ピーンポーンと言うチャイムと共に容赦なく扉を叩く音。
突然の出来事に驚きながら恐る恐る玄関へ向かい、扉をあけると
黒いシャツを着た高杉がいた。
見惚れてしまうような綺麗な笑顔を浮かべながら、彼はささやいた
「よお、久しいなァ?悠ちゃんよォ?」
不味いことになると思い、扉を閉めようとしたが、彼はそうはさせまいと足を挟んでくる
そして、お客にたいして随分な対応だなぁ?と笑いながら家へ侵入
ドカドカと威張りながらあがりこみ、リビングのソファへ腰かける。
こうなるとどうしようもないことがわかっている私は、仕方なく鍵を閉めて高杉の側へと向かった。
「元気にしてたみてーで安心したぜ?
まさかと思うが、今、男がいるんじゃあるめーな?」
「いてほしかったよ。
でね晋助、来た早々申し訳ないんだけど、帰れ」
「かてーこと言うなよ、今日から同棲するんだしなァ?」
……さり気なく言うもんだから聞き逃しそうになった。
今なんかとんでもない言葉が聞こえた
気のせいかな、気のせいだよね!?
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