Short
□二人世界
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銀魂 土方十四郎
今日で終わりだ
なんとなく、そう感じた
「ねっ、土方さん
こっちの世界に来て、本当にたくさん笑ったね」
異世界から、銀魂の世界に来た私を何も言わずただ受け止めてくれた土方さん
突然屯所に現われて、別の世界から来たって言ったら
一番に貴方が信じてくれたのを覚えてる。
「……ああ、俺もだ。
悠が来てから、屯所の隊士達も常に笑顔だった
どんなに任務で疲れた日でもな」
「良かった、……私、ここにいて良かったんだね。」
寂しいって、感じさせないように笑顔をつくる
土方さんも私が無理してるのに気付いたみたい
だけど、合わせてくれてる。
「楽しかったなあ、色んな事があって
色んな人と会って、話して喧嘩もして
……土方さんに想いをうちあけたりもして」
貴方と付き合うようになってから、厳しいだけじゃなく
本当の優しさも知ってる人だって分かった
厳しさの裏には、思いやりがあるって事も
タイムリミットは1時間
私と土方さんが一緒にいられる時間はあと少し。
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