Both sides
□Episode 1
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「おはようございまーす!!」
天馬は元気よく通り過ぎる人に挨拶する。
「やぁ、今日も元気じゃのう。」
「はい!」
「そうじゃ、さっきここでお前さんと同じ学校に行くって言う子がいての。」
「雷門中にですか?」
天馬は首をかしげる。
「珍しくて話しかけて見たんじゃが、結構な女子での〜…」
「そうなんですか…!あっ、俺朝練あるんで!!」
「気を付けてなぁ。」
とそのまま駆け出していった。
「(転校生かな…!学年とか、何年生なんだろ…!?)」
と心を弾ませていた。
「天馬!おはよう!!」
「おはよう!信助!」
部室に行ってみると、信助と葵が椅子に座って待っていた。
「やっぱり早く来たんだね、二人とも。」
「だって、次は準決勝だよ?!ワクワクして眠れないんだ!!」
「そうそう!俺もさぁ〜…!!あっ、そうだ!」
と天馬がさっき聞いた転校生の話を2人に話した。