L'invito del diavolo

□6:00  
1ページ/5ページ

約束の3日が経った。


河川敷のグラウンドに雷門イレブンは来ていた。


雷門中の皆は所々に傷や絆創膏がチラチラと見える。



「いよいよ…だな。」


「オレ…すこし緊張してきたかも…」


「なんや木暮。えらい素直やないの〜?」


「うっ、うっせぇ!!」


「円堂さん……やっと…」


「立向居、そう固くなるなよ。」


「出来ることも出来なくなるよ?」


「はっ…はい!!」



時計の針が丁度上で重なったとき、空気が一気に冷たくなった。



「!!…何か来る!」



豪炎寺が感じた瞬間、後ろから気配がした。


振り向くとそこには銀髪の少年がいた。



「どもっ、雷門中のみなさん。」


「……お前か?志暗の使いは。」


「まぁ、そんなもんっスね。」



そして少年は髪の毛を巻き上げる。


「オレは、志暗学園サッカー部の天野涼っス。今から雷門中のみなさんをグラウンドへと招待します。」


「今から?一体どうやって……」


「ほいっと。」



すると少年は手に持っていたサッカーボールを上へと放り投げた。


瞬間、河川敷には誰もいなくなった。
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ