L'invito del diavolo
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約束の3日が経った。
河川敷のグラウンドに雷門イレブンは来ていた。
雷門中の皆は所々に傷や絆創膏がチラチラと見える。
「いよいよ…だな。」
「オレ…すこし緊張してきたかも…」
「なんや木暮。えらい素直やないの〜?」
「うっ、うっせぇ!!」
「円堂さん……やっと…」
「立向居、そう固くなるなよ。」
「出来ることも出来なくなるよ?」
「はっ…はい!!」
時計の針が丁度上で重なったとき、空気が一気に冷たくなった。
「!!…何か来る!」
豪炎寺が感じた瞬間、後ろから気配がした。
振り向くとそこには銀髪の少年がいた。
「どもっ、雷門中のみなさん。」
「……お前か?志暗の使いは。」
「まぁ、そんなもんっスね。」
そして少年は髪の毛を巻き上げる。
「オレは、志暗学園サッカー部の天野涼っス。今から雷門中のみなさんをグラウンドへと招待します。」
「今から?一体どうやって……」
「ほいっと。」
すると少年は手に持っていたサッカーボールを上へと放り投げた。
瞬間、河川敷には誰もいなくなった。