大家族ストロベリー!!
□第十話 〜私と斬月と時々白崎〜
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「あの、斬月さんが私のことを呼んだんですか?」
「………」
何もしゃべらず、ただ沈黙したまま
私はいつものテンションで話すことができず、ただじっと斬月さんのことを見るだけ
「…お前はここをどう思う?」
「へ?」
斬月さんは空を見上げ、私に話す
「ここは一護の精神世界だ。だから一護が心乱せば空が曇り、悲しめば雨が降る」
「…でも、一護が悲しくなければ雨は降りませんし、この世界は晴天になります」
斬月さんの話を遮り、私は言う
ここは一護の世界なんだ
一護の感情によってこの精神世界は変わる
「……そうだな。ここは晴れることもある」
悲しそうな顔でそういう斬月さん
、