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□(腹黒)教師×(不良)生徒
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「てめぇっ…っざっけんな!!!」
夕暮れ時の寂しい教室に響く怒声
「君が他の生徒苛めるからでしょ…?」
くすくすと笑いながら舌舐めずりをする教師、皆川千歳
「関係ねぇだろうがっ」
「あの子ね、俺のお気に入り」
「てめぇ男だろっ?!!」
「いろんな人がいるんだよ」
月島を教卓に押し倒したまま首筋に顔を寄せ片手で器用にシャツのボタンを外す
どうしてこんなことになったのか
月島蒼は遅くまで残っていた生徒をカツアゲしていた
そこを運悪く化学教師皆川千歳に見つかってしまったのだ
(んでこうなんだよ…っ!!)
「…っくそ!離せよっ」
皆川は、じたばたと暴れる姿がまるで風呂に入れられる猫のようだと笑った
「猫は喉が気持ちいんだよ」
口元に笑みを残したまま月島の喉から首筋までキスをする
「…っ!や、めろ…っ」
ちゅっちゅっ…とリップ音の響く教室
思わず顔を真っ赤にする
「かわいーな。月島」
「るせえっ!離せよ、変態野郎!!」