雪色・本冬
□心に鍵を
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もう何度も諦めたんだよ。
言い争うのを嫌うから連絡が途絶える。
でも時折、答えてくれた。
今話しても大丈夫?
今日は良いよ。
今日は駄目だよ。
その答えだけでもホントは嬉しかったんだよ。
友達が間に入って終わりなんだと思ったんだよ。
その友達との押し問答に終止符を打ったれた。
あの時ホントは終わったんだよ。
あの友達の傍に居る事になった。
どうしても話題が彼の話だから辛かった。
どんなに忘れろと言われても無理なの。
それでも『好き』って気持ちは1ミリグラムも減らないんだよ。
とうとう友達まで怒らせちゃった。
あたしが聞き分けないからだ。
あたしは友達の事を怒らせちゃったって泣きついたんだよ。
結局は傍に居たくて仲直りして貰ったんだよね。
その後も友達から連絡あったけど怒らせて関わるなと言われたね。
2人で良い。
元々2人だった。
元に戻っただけ。
たまに話す程度だけど話せるだけで良かった。
ずっと続くと思ってた。
。