アキラ夢人

□第十一章
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俺はリンに言われた場所に行きアキラを探した

『もう流石にいないか』

俺は諦めて違う所に行こうと後ろを向いた時誰かが背後に立った気配がした

『誰だ』

俺は刀を素早く抜き後ろを振り返り背後にいるやつに向けた
だが…

「……」

『なんだお前か』
『ナノ…どうしてここにいる』

俺はナノに声をかけながら刀をしまう

「探してた」

『誰をだ??』

「同じもの」

『同じもの?』
『もしかして俺のことか?』

そう俺が言うと静かにナノは頷いた

『アキラは一緒じゃあないのか?』

「いない」

『アキラも俺を探してるみたいだ』
『お前ら二人でどうして俺を探してる、俺は言っていたはずだが?ビトロの所に行くと』
『まぁいいとにかくアキラを…』

そう言った時ナノが後ろを指さした

『?』

俺はナノが指差した方を見る

『アキラ』

「 ユキト探したんだぞ 」

『アキラもナノ本当になんだよ』
『俺はビトロの所に行くと言ったら行っただけだが?』

「それは知っている」
「行ったらいないと言われて」

『それでなんのようだ?』

「あいつの所で何か聞かなかったか?」

『…何をだ?』

「聞いてないのか」
「ナノと ユキトを狙って軍がここに向かっているみたいだ 」
「おっさんから聞いた」

『…………』

「 ユキト 」

『軍が俺をか??』

「あぁ」

『いつ来るのか聞いたか?』

「詳しくはわからない…だが今日か明日には…だからおっさんがその来る前に逃げろて言ってたぞ」 
『アキラ…ならお前はナノを連れて行け』

「!!!!」
「何を言ってるんだあんた俺の話を聞いてなかったのか?」

『…聞こえている』

「あんたも逃げるんだ」

『逃げるだと?俺がか?』
 
「あぁそうだ」

『何を冗談を言っているアキラ』
『何故俺が逃げなければならないのだ?』
『折角向こうからおいでになってくれてるんだおもてなししてやらなければ失礼だろ?』

「 ユキト…?? 」
「あんた様子が可笑しい…あいつのところで何か言われたのか?」

『何も言われちゃいない』 

「ならどうしたんだ!?」

『お前には…関係ない』

「関係ないわけがない」
「一緒に居ただろ」

『何故そんなにも俺のことを構う』
『俺は昔から一人だ』『一緒に居たのはただの気まぐれだそれに一緒に居たら俺の敵が見つかるからだ』『わかったか俺はこういうやつだ』『わかったなら早く行けそして逃げろ』『他の連中も連れていけ…見つからなければ俺が声をかけるいいか即座に逃げろ俺に構わないでくれ』

俺はアキラの返事を聞く前にいや聞きたくなかったのか
どちらにせよアキラが喋る前に走り去った







 
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