アキラ夢人

□第九章
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そうすると誰かが近づいてきた

「お前は何色に染まる?」

『はっ?何言ってんだ?』
『それよりお前は誰だよ』


「お前と同じ色…」

『俺と同じ色?』


「同じ色の者…必ず出逢う運命…」

『待てお前が言っている意味がわからねぇ』


俺がそう言うと男は俺をじっと見つめて…


『!!!!!!』


いつのまにか俺の前に来ていた
それで男は俺の頬に触れた
その時ちょっと変な感じがして…

『や、やめろ!!』

俺は男を突き飛ばしたがまったく動かなかった…だから自分から離れて男に刀を向けた


『な、なんだ今の!!俺に何をした貴様!』


「………………同じ色の者…」


『だから反応が出たってことか?』


「……」

男は俺の言葉に黙って頷いた

『…よくわからないが…とにかくお前と俺は一緒だってことか?』

「遠からず…」


俺は落ち着き取り合えずソファーに座った
男も俺の隣に座った


『名はなんだ?』
『俺はユキトだ』

「名前?名前などないが…n(ナノ)っと…呼ばれている」


『ナノ…』
『ナノはなんで俺をここに連れてきた』


「狙われる…俺と同じ色…だから」

『そんなこといつものことだ』
『俺を追いかけるのは処刑人かビトロの野郎だけだかな』


「そいつら…ではない…」

『別にいるってことか?』


また俺は頷く
あいつら以外に俺を狙うやつが…いや待て
さきほどこの男…いやナノは同じ色っと言ったな
もしかして…


『おい…もしかしてあんたも…』

ナノは頷き俺との距離を縮めてきた





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