アキラ夢人
□第八章
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「や、や、やめてくれ」
『嫌だね…』
「た、助けれくれよ」
『そんな願い聞き入れられるか!!』
『ユアサだってな助けて…やめてっと言ったはずだなのに貴様らはそんな弟を笑い無惨に殺したではないか!!そんなやつに助けてなど言われても誰が見逃すか!!大人しく刃に喰われろ!!』
俺がそいつに斬りかかろうとした時…
「やめろ!!ユキト!!」
俺が斬りかかる前に止められた…
『なぜ邪魔をする……アキラ!!』
「ユキト、少し落ち着け」
『アキラ何を言っている…俺はいつも落ち着いている』
「どこが……だ…」
アキラは顔をあげて俺を見た瞬間びっくりした目で俺を見ていた
「ユキト……それ…どうしたんだよ…」
『…?』
俺は意味がわからなかった…
何を言っているんだアキラっとしか思わなかった
「ユキトの目…」
「どうしたんだよ」
『アキラ、お前は何を言っているんだ?俺の目がどうかしたのかよ』
「自分で見てみろ…」
そう言われ俺は刀をしまい近くにあった割れた鏡の元へと歩いていき自分の顔をその破片で確かめた…
俺は自分の顔を見て驚いた…
『な、なんだよ…これは…』
俺の目はいつもの弟と同じ綺麗な目ではなく……狂気に染まったような黄色の目をしていた
『……………………』
「ユキト?お、おい大丈夫か?」
アキラは黙った俺を不思議に思いゆっくりと心配そうにし近づいてきた
『く、来るな!!』
俺はアキラが側まで来ていることに気づきとっさに叫ぶ
「ユキト…」
『それ以上…俺に近寄るな!』
「落ち着けよ…それがどうしたって言うんだ」
『アキラにはわからない……もう俺には…関わるな』
『俺のことなど忘れろ…』
『他のやつらにもそう伝えておけ…』
「お、おい!」
俺はアキラが何か言う前に全力で走ってその場から逃げる
最初はアキラが後ろから追いかけてきたが俺は道を利用していつもより早く走りアキラを巻いて逃げた
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