アキラ夢人

□第四章
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どれくらい走って探しただろう…自分でもわからなくなっていた
俺は少し諦めかけていた…
だが……


横の道から聞き覚えがある声がした
俺はその声がする方に走っていく。先をどんどん行くとアキラとケイスケが行き止まりで止まっていて追い詰めている処刑人がいた

俺はその姿を確認し近づいていく


「一緒に行くわけないだろ」


「聞き分けないうさぎちゃんだ」
「お前がこないと…俺らがビトロに怒られるんだよ」


「そんなことしらない」

「そ、そうだよ、アキラは連れて行かせない」


「じゃあ…強制ってことで」


グンジはキリヲの顔を見てアキラたちに飛び掛かろうとする…


『アキラたちには手は出させない』


俺は素早くアキラ、ケイスケの前に行きキリヲ、グンジを睨む


「あぁー、お前!!」


グンジは俺の顔を見るなり指をさし叫ぶ


『久しぶりだな…』


「お前のせいで後片付けが増えたんだぞ」


『さぁ知らないな』


俺はわざとグンジを挑発をする
グンジが挑発に乗りやすいのも知っていたし、怒ると回りの小さな音、声は気づかないことも知っていたからである。


俺はグンジが挑発にのったのをみて小さい声でアキラ、ケイスケに(俺が合図をしたら一気に走って逃げるぞ…中立地帯に行けばあまり襲ってこない)と言った
アキラは軽く頷いてくれた…ケイスケもしっかりと返事をした。


「確か…お前も…連れてくるように…ビトロに言われたなぁ」


キリヲがそう言うとグンジは笑い始める

「言ってた、言ってた」
「ならいま二人いるわけだし一緒に連れていけばいいんだよな」


『…簡単にはなしを進めんな』
『捕まえられるものなら…勝手に捕まえたらいい…』


俺は刀を出し構える


「やっとやる気出してくれたしぃ」「ならいくぜ」


グンジは俺に向かって突進


俺はグンジの攻撃を見極めよけてグンジの隙をみてグンジの横へといき思いっきりキリヲのほうへグンジをけりとばす


「おわっ!!」

グンジはキリヲにぶつかりそのままキリヲごとぶっ飛び蓋が空いていたゴミダストにぶつかりはいる


『いまだ…アキラ、ケイスケ行くぞ』


「あ、あぁ」

「ま、待って」


アキラとケイスケはしっかりと俺の後をついてきた


しばらく走った、ケイスケが息がきれていたので俺とアキラは止まった


『…大丈夫か?』


「だ、大丈夫です」


『まったく…なぜお前らは勝手に飛び出したんだ』


「リンがいなくなったから…」


『はぁ……』


俺がため息をつくとアキラとケイスケはびっくりした顔で俺をみていた


『なんだ?俺の顔に何かついてるのか?』



「いや…そういう訳じゃあない」


『じゃあ…なんだ?』


「あんたが俺達のことそんなに心配するとは思っていたなかったから…」


『…借りを返しただけだ』


アキラとケイスケは顔をみてハテナマークを浮かばせていた


『わからないなら別にいい…』


俺はそっぽをむく








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