アキラ夢人

□第三章
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『…取り合えず戻らなければ……』


俺はそう呟き皆がいる隠れ家へ向かった



隠れ家に着くとその前に人影を見つけた…
俺は念のために刀に手をかける。
どんどん俺はその人影に近づく

すぐ側まで来て誰だかわかった…


『…こんな所で何をしているアキラ…』



「…あんたを待っていただけだ」


『俺が戻ってこなかったらどうするつもりだったんだよ』


「…ユキトは必ず帰ってくると思ったから待ってた……じゃあなかったら待ってない」



『おかしなやつだ……』


「よく言われる…」
「それよりあんた何してきたんだ?怪我…してるのか?」


アキラは心配してに俺に聞いてくる


『………なんでもない…』
『それにこれは相手の血だ…俺じゃあない…』


俺はそう言いはたつと階段をあがり部屋に向かう

アキラはおいっといい俺の後を追いかけて一緒に部屋に入った


部屋に入るとリンはいなくケイスケだけだった


「あっ…おかえり」
「えっ…」


ケイスケは俺に血がついているのに気づき固まった


「だ、だ、大丈夫ですか!?」


どうやらケイスケはアキラと同じく俺が怪我をしたと思っているようだ


『………これは俺の血ではない』

俺がそう言うとケイスケは安心したようにホッとしていた


『………なぜお前は俺の心配などするのだ?』


俺はアキラならわかるがなぜこいつがホッとしているのか疑問に思いケイスケに聞く


「そ、それは…」
「あ、アキラの知り合いだし……仲間だから…」


『………仲間…』


「う、うん……迷惑だった?」


『いや…そんなことはない…』


俺がそう言うとケイスケは嬉しそうに笑う


「あ、あのシャワー浴びてきたほうが…」


『あぁ…そうさせてもらう』


俺はそのままお風呂場へと向かいシャワーを浴びることにした。









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