dream

□あんたが好きなのに
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「それにしても、びっくりだよ。まさか君が連二のこと好きだなんて。」

私だってびっくりだよ。


事の発端は、昼休みだった。いつものように友人達と食事していると恋の話になった。私の苦手な恋バナ。いつものように聞き流して黙々と弁当を食べていた。
私のグループは丸井が人気がみたい。みんな可愛いだの格好いいだの言っている。

「ねえ、あんたは誰好みよ?」
いきなり聞かれて焦って「え、うんと、柳くん、かな?」当たり障りの無さそうな柳くんの名前を借りた。

「へえ、そうなんだ」
真後ろから聞こえた声に振り向くと幸村がいた。聞かれたくなかった。幸村には勘違いして欲しくない。でも、クラスで公開告白なんか出来ない。どうしよう、どうしよう…


そして冒頭に戻る




あんたが好きなのに
(どうしよう。)


−−−−−−−−−−−−
0407.私

続く、と思う(笑)




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