“おい、聞いて
くれよ！あいつ
から菓子貰っち
まった！”そう
興奮気味に私に
跳び跳ねながら
満面の笑みで話
しかけてきたの
は向日岳人、鈍
感馬鹿。“天井
にぶち当たって
脳天砕けろ。”
ボソッと呟くと
岳人にも聞こえ
たみたいで“嫉
妬か？やらない
ぜ？”とか抜か
した。にやにや
、と現在進行形
で笑っている。
“いらんわ！大
切なんでしょ〜
？”と言うと“
へへっ”と頬を
赤らめながら綺
麗に笑った。私
の気持ちに気付
かない岳人に腹
立たしく思う。
が、何より腹立
たしいのはコイ
ツに菓子あげて
喜ばせて散々、
気を持たせてる
くせに彼氏がい
るのだ。確か…
野球部のエース
だ。岳人も知っ
ているはずだ。
なのに、綺麗に
笑っている。涙
が出るくらいに
。“なっどうし
たんだよ？”顔
を覗き込んでき
た。“大丈夫。
ゴミが目に入っ
ただけ。”笑え
てるだろうか。
前を向くと岳人
は俯いていた。
“…クソクソっ
お前！俺は親友
だろ？悩みだろ
うが何だろうが
言ってくれよ！
”泣きそうな顔
で言う岳人。あ
んたは優しすぎ
るよ。その優し
さが私を傷付け
るよ、苦しめる
よ。重い口を開
く。“が、くと
は、あの人、の
こと…何で、あ
っ諦めない…の
？”言ってしま
った。こんなこ
と言って嫌われ
るかもしれない
。“俺は諦めな
い。そんぐらい
あいつが好きな
んだ。へへっ！
”少し照れなが
らも瞳は真っ直
ぐだった。何で
？何で？何で？
“彼氏が、いて
も？”岳人は、
にこり、と綺麗
に笑い“好きな
人とか彼氏が居
ようが、そんな
もんじゃ片付け
れねぇくらい好
きなんだっ！”


諦めないと笑った君は
綺麗でした。


私なんかが近付けない程に、


ｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰ
何が言いた
かったんだ
ろねｗはは
ｗ好きな気
持ちは皆一
緒さ。みた
いなｗ