dream

□サヨナラ貴方が好きでした
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“今日は部活ナリ。”
何回この言葉聞いたんだろう、
馬鹿みたいに信じてた。王者立
海だから練習忙しいんだ大変な
んだ、って思ってた。まさか浮
気するための虚言だったなんて
。知らなかった。沢山泣いた。

“お前さんだけじゃ。”
何回この言葉聞いたんだろう、
馬鹿みたいに信じてた。私の所
に戻ってきてくれるんだ、って
思ってた。でも繰り返されるう
ちに心が悲鳴をあげてた、もう
限界だった。無理矢理笑った。

“もうしないナリ。”
何回この言葉聞いたんだろう、
馬鹿みたいに信じてた。でも今
回は信じれなかった。繰り返す
彼を見て、もう戻れない、って
思った。私は彼に出来るだけ冷
たく別れを告げ、部屋を出た。

“ごめん、わしが悪かった。”
何回この言葉聞いたんだろう、
馬鹿みたいに信じない。彼とは
関わらない、って決めた。気付
かないふりをして、自分を騙し
て、逃げる。涙がまた溢れた。

“許して。お願いじゃ。”
何回この言葉聞いたんだろう、

“俺を捨てないでくれ。”
何回この言葉聞いたんだろう、

“お願いじゃき、のう…”
何回この言葉聞いたんだろう、
馬鹿みたいに揺らぐ。彼をほっ
ておけない、って思った。でも
心が、私だけがまた傷つく、ま
た泣く、と叫ぶ。駄目なんだ。


彼を抱き締めた。

“ごめんね、ばいばい。”


サヨナラ貴方が好きでした。






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あれ、仁王て俺とか言うっけ?
てか初なのに不完全燃焼w

0504.私

書き直しましたが、見やすくするために何文字か足しただけです。

0802.私



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