†break†

□ブレイク
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「ま、綺麗にしないとねぇ?」

意味深な言葉を吐くと、ズボンをズリ下げた。

「なっ!自分ですっ!!…る…っ!!」

目の前で信じられ無い光景が繰り広げられた。

ヤツが俺のモノを喰わえ、舐めまわし、あまつさえ手で扱いている。

「お前っ!ナニ…考えてっ!!……んんっ」

何がナンだか、困惑していると、下半身に痛みの衝撃が走る。

「いっ!!なっ?〜〜っ!」

何かが、中に入ったり出たりしている。
痛みとナンとも云えない感覚で頭は更に困惑を極めた。

「オレの指だから、そんなビビんなって」

「…ゆ…び?…なんっ…で?ひっ!…ンんっ!」

一本だった指が増え、更に穴を広げる。

「っ!!ヤメっ〜〜〜っっ!!」

痛みだった感覚が段々快感に変化していく。

「力抜けって…」

そんな事言われても、どうやれば良いか分からない。

「っ!!っ〜〜〜ソコ…イヤ…だ…!」

グチュグチュと中を掻き回し、何処かの壁を擦るとまた、イきそうな感覚が沸き起こる。

「…ヤメっ…んっ!…デる…から…っ!〜〜〜っ!!」

しつこく刺激され、イかされた挙げ句、今度はフィストの口の中に射精した。

「そのまま力抜いてろよ?」
「??」

荒く息を吐き肩で呼吸しても、言葉が出てこない。

好き勝手されて、何度もイかされて力なんか入るわけ………

そう云えないまま、今までに無い激痛が襲った。

「ひっ!!っ…っっ!…くっ…っ!!!」

「だから力抜けって」

脚をガッチリ持たれ、フィストの髪が頬にあたる。

……コレ、フィストの?

「−−−っ!〜〜〜っ」

上手く呼吸出来ない。

「キツっ。力抜かねぇと入んねぇって」

そんな事言われても無理だし!そんなデカイの入るわけないだろっ!!

ナンて言える余裕すら今の俺には無い。
受け入れる激痛と闘い何とか痛みを逃がすのに必死だった。

「っっ!!〜〜〜〜っ!」

多分、半分位入っていたフィストの熱いモノがズルズルと引き出されたと思うと、前より深く入り込む。

「やっ!うご…かすなっ…!!」

「でも…もう少しで全部入るぜ?」

出し入れされる度、さっきと全然違う快感が全身を襲う。
その快感を受け止める事も上手く逃がす事も出来なくてひたすら耐えるしか無かった。

「ほら、全部入った」

「〜〜〜っ!!」

俺の中に入り込んだフィストのアレが奥に当たりズクズクと五感を痺れさせる。

「声、出せよ」

こんな…女みたいに入れられて、喘ぐ声出せナンて本当に女と変わらないじゃ無いか!

拒否を示す為大きく頭をふる。−−−と、フィストが腰を激しく揺さぶり始め、結んだ唇が開き淫らな声があがる。

「やっ!あ…こん…なっ…っ!おんな…ハッ…ンんっ!…みたいなっ!…」

「だからお前が女じゃないって知ってる。好きなヤツの感じてる声聞きたいってだけだ」

キュッと俺を抱きしめたコイツの体温が恋しくて躯が自然にフィストを求める。

「愛してる」

−−−こうしてヤツは、俺の最後に残った小さな堤防すら壊してしまった。


−−−−−−

「こんっっっの絶倫男!!!」

「いや〜よがるお前があんまりにも可愛くてぇ♪」

そう、あのあと何度もイかされ、意識が戻る度弄られ、またイかされまくった。

腰が立たない処か、起き上がる事すら出来ない。

「っ!〜〜〜〜っ」

「大丈夫か?さすってやるよ」

「やっ!〜〜んっ!」

おかげで、コイツが肌に触れただけで感じてしまう始末。

「お♪良い反応♪」

「うっ、ウェンディーネっ!」

<どうしたの?>

さっきは呼んでも声すら聞こえなかった水の聖霊が姿を見せた。

「さっきは呼んでも出て来なかった癖に!」

<だって、邪魔しちゃ悪いでしょ?>

「邪魔しろよっ!!ウッドは!?」

<縛りつけちゃった♪>
「ナイス!ウェンディ」

二人でパンっと互いの手を叩き合う。
聖霊と人間が結託して仲良く並んでる。異様な光景だ。

「おまえらぁ〜」

いつの間に仲良くなったんだ!コイツら!

−−−−その後、俺は暫くフィストも含め聖霊とも誰とも口を聞かなかった。
 
 
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