事件は、突然起きた。
 事の始まりはつい30分前。

 中庭の東屋で1人優雅に
 お茶を楽しんでいた時のこと。



 『今日もいい天気ね』



 ガラス張りの東屋の天井を
 見上げると、雲1つ無い
 青空が広がっていた。

 室内には彼女の飲む
 ダージリンの香りが
 部屋一杯に広がっている。



 『はあ ‥ 幸せ。
  今なら死んでもいいわ ‥ 』



 あの鬼みたいなボスの
 お陰で仕事仕事仕事仕事。

 休みなんてありゃしない。



 『綱吉の馬鹿野r ガッシャーン!』



 空からトンファーと
 槍が降ってきたようだ。

 東屋もティーカップも
 粉々。最悪だ。



 『あいつら ‥
  みんなくたばれえええ!』



 そう叫んだ瞬間だった。





 ――…‥ゴゴゴゴ ‥ !





 『 ‥ え? ;;』



 ガラガラ ‥
 ガッシャーーン!



 『きゃああぁあぁああ!』



 突然、東屋が崩れた。

 私はガラスや鉄、木材の
 下敷きになり

 やがて、気を失った。



 ...続く


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