『 ‥‥‥ 』 私は目の前でペット達といちゃいちゃするみんなをぼんやりと見つめていた。 仲良さそうにしていて、話し掛けるのもなんか嫌だ。 ペット達にみんなを取られたようで少し寂しい。 構ってもらいたい小さい子供の気持ちがよくわかる。 『 ‥‥ 』 マモちゃんもファンタズマを渡してからファンタズマに付きっきり。 ペットのいない私は完全に茅の外。 『 ‥‥ あ』 ペットがいない、といえば藍ちゃんだってそうだ。 ファンタズマはマモちゃんが持ってるもん。 『藍ちゃーん ‥ 』 「 ‥‥ んー ‥ ?」 眠いんだけど、と片目だけ開けて不機嫌そうに私を見る。 『私もお昼寝する』 「 ‥‥ あっそ」 素っ気ない返事と共に藍ちゃんは目を閉じる。 冷た過ぎやしないか? 占領されたソファも藍ちゃんとのお昼寝も諦め、藍ちゃんのソファベッドに寄りかかり目を閉じる。 こうなったらひとりで寝るもんね。 . |