幸せの旋律*゚

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16 / ペット奇襲




 ――…‥ ぼん っ!



『わっ!』



突然の爆発音。もくもくと広がる白い無臭の煙。



『あ、れ?』



煙が晴れると、そこには赤ちゃん姿の皆がいた。


みんなは頭にはてなマークを浮かべて首を傾げている。



「ど、どういうことでしょうか ‥ 」



みんな赤ちゃん姿に戻ったけど、風だけは大人の姿のままだ。


「 ‥ やっぱ、呪いが解けた訳じゃないんだな、コラ」



がくっと肩を落とすみんな。


やっぱり呪い、って言うくらいだから好きで小さくなってる訳じゃないのね。



『 ‥ わ、私は皆が大きくても小さくても大好きだよ!』


「ム ‥ ありがと」



傍らのマモちゃんを抱き締めてあげる。



みんなは一時的でも無いよりましだと少し元気を出してくれたようだ。



「でも、何で風だけデカイままなんだコラ?」


「私にもさっぱり ‥ 」


「ム ‥ 、暫く様子を見てみよう。結論を出すには証拠が少なすぎる」



マモちゃんの意見にみんなが頷く。



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