『ん ‥ ?』 顔に眩しい光を感じ目を開ける。 カーテンの間から朝日が差し込んでいる。 いつの間にか眠ってしまったようだ。 『 ‥‥ 藍ちゃん?』 「すー ‥ すー ‥ 」 覚醒した頭で周りをみれば、私は藍ちゃんの膝枕で眠っていた。 温かい毛布も掛けてある。 ‥ そうだ、リボーンにからかわれ、眼鏡を外したヴェルデにねっちょりと絡まれて疲れて眠ってしまったんだ。 『 ‥‥ ああ!』 「 ‥ 煩いよ」 『ご、めん!』 時計をみれば午前7時50分。 寝坊どころの話じゃない。 「 ‥‥ 月曜日は祝日になってたけど?」 『あ、そっか ‥ 』 「僕、寝る」 座ったまま寝ていたのは辛かっただろうな。 窓辺に置きっぱなしの藍色のソファベッドに横になると、私が被っていた毛布を被る。 『ありがとう ‥ 』 「100万」 『ええっ!?』 お金取るの?と近づいてきいてみれば、冗談だよといって藍ちゃんは本当に寝てしまった。 . |