幸せの旋律*゚

□14
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14 / 呪いの眼鏡


※ R15? 微GL表現有




『なにもしてないのに疲れた ‥ 』


「 ‥ 大丈夫かい?」



私はマモちゃんとバスタイムを終え、ソファで寛いでいる。


あの後もリボーンにさんざんからかわれ、疲労困憊、ぐったりしている私をマモちゃんは気遣ってくれる。


更なる疲労を負うことになるなんて考えもせずに。



『あれ?ヴェルデは?』


「上で荷物移動させてるよ」



ホットミルクを飲む藍ちゃんにそう言われ、吹き抜けの2階を見上げる。



『 ‥ 大丈夫かな』



手伝いに行くべきだろうかと心配していた矢先のことだった。



「わっ ‥ わわ!わあぁーーーっ!」



ヴェルデの叫び声と、何か崩れる音。



『な、なに ‥ ?』


「! だ、だめ!」



ぐいっとソファに引き戻される。


マモちゃんも藍ちゃんも、物凄く焦っている。


冷や汗だらっだらで。



「この気配 ‥ 」


「ム ‥ 、あれ程気を付けろって言ったのに ‥ !」



双子内で意志疎通されて、よくわからないが大変なことは分かった。



「 ‥ いいかい?ヴェルデの眼鏡には気をつけ ‥っ!」



風を切る音と共に2階から何かが飛んできた。



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