04 / スカルの優しさ 寝てしまった皆を部屋に運ぶ。 思っていたより重い。 リボーンなんてツナが肩に乗せてるからもっと軽いと思ってたけど ‥ 。 ベッドに寝かせて布団をかける。 「次はスカルだね」 抱き上げたときに、気づいた。 スカルの手、食器用の洗剤の匂いがする。 手肌プレ○アムの匂い。 スカルが洗ってくれたんだ。 ぽんぽん、と頭を撫でるとスカルが目を冷ました。 「わぁっ ‥ むぐぐ ‥ 」 叫びそうになった自分の口を手で塞ぐ。 「 ‥ ごめん、なさい」 『? なにが?』 「オレがあの時叫んだから先輩達に銃向けられて危ない目に ‥ 」 『そんなこと気にしてないよ?撃たれた訳でもないし』 「怖かっただろ ‥ ?」 『や、慣れてるし』 「(゚Д゚`) へ」 私は昔から金持ちの娘ってことでよく誘拐されたりしたからナイフや拳銃には慣れてる。 びっくりはするけど、怖くはない。 そう言うとスカルはまた、やなこと思い出させてごめん、と謝った。 『お皿洗い、ありがとうね』 「な、なんで知って ‥ !」 どうやらこっそり、やってくれたらしい。 ばれて恥ずかしいのか真っ赤になって慌て始めた。 . |