幸せの旋律*゚

□18
1ページ/4ページ




18 / お騒がせ。



『行ってきまーす!』



7時30分を過ぎて、美羽は学校へ行くために家を出た。


早朝に再び爆発が起きて風が赤ん坊の姿に戻ると同時に、入れ代わりでリボーンが大人の姿になっていた。


そして、アルコバレーノ達が全員揃って朝食を取っている時のこと。



「 ‥‥ 学校か」



コロネロがぼそりと呟く。


その顔は楽しい悪戯を思い付いた子供と同じ表情で、何と言うか、懲りない奴である。



「 ‥ 行くのかい?」


「お前は行かねえのかコラ?」



コロネロの問いかけにマーモンは片割れが行くのなら行く、と無表情のまま言った。



「僕は ‥ スカルが行くなら行くよ」


「決まりだな。オレはこの姿じゃ無理だから今日は遠慮するぞ」


「え、ちょ、待って下さ ‥ はい!分かりました!」



スカルのささやかな抵抗もリボーンとコロネロの軽い睨みで無かったことにされ、大人しく着いていくことにしたようだ。



「私は大人しく留守番しています」


「僕もしたいことあるから行かなーいっ」



「「( ‥ 怒られるのが目に見えて(いますから)るからねえ)」」


本音を心の中でもらしつつ、3人は4人を見送ったのだった。


.
次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]