『行ってきまーす!』 7時30分を過ぎて、美羽は学校へ行くために家を出た。 早朝に再び爆発が起きて風が赤ん坊の姿に戻ると同時に、入れ代わりでリボーンが大人の姿になっていた。 そして、アルコバレーノ達が全員揃って朝食を取っている時のこと。 「 ‥‥ 学校か」 コロネロがぼそりと呟く。 その顔は楽しい悪戯を思い付いた子供と同じ表情で、何と言うか、懲りない奴である。 「 ‥ 行くのかい?」 「お前は行かねえのかコラ?」 コロネロの問いかけにマーモンは片割れが行くのなら行く、と無表情のまま言った。 「僕は ‥ スカルが行くなら行くよ」 「決まりだな。オレはこの姿じゃ無理だから今日は遠慮するぞ」 「え、ちょ、待って下さ ‥ はい!分かりました!」 スカルのささやかな抵抗もリボーンとコロネロの軽い睨みで無かったことにされ、大人しく着いていくことにしたようだ。 「私は大人しく留守番しています」 「僕もしたいことあるから行かなーいっ」 「「( ‥ 怒られるのが目に見えて(いますから)るからねえ)」」 本音を心の中でもらしつつ、3人は4人を見送ったのだった。 . |