幸せの旋律*゚

□11
1ページ/4ページ




11 / 家族会議。




『あれ ‥ 』



私は1人、自室でジャンプを見ていた。


未来編の途中で、獄寺くんがγにやられてて顔がヤバイ。



『おかしいなー ‥ 』



私はこれよりもずっと先を知っているはずだ。


なのにその話を思い出せない。


買ったはずの単行本も、何冊か抜き取ったように本棚に隙間がある。


昨日の夜、リボーンが言ったことが気になってしかたがない。


死んだ、なんて。


信じられない。





「どうしたの?」


『藍ちゃん ‥ 』



振り返ればドアにもたれるようにして藍ちゃんが立っている。



『ううん、何でもないよ』


「 ‥ 聞きたくないんだ?」


『え ‥ 』



おいで、と促されるまま下に降りる。


下にはソファに座ったみんながいた。


ソファは丁度8人分、1人掛けと3人掛けが2つずつある。


1人掛けにはリボーンと風が。


3人掛けにはスカルとコロネロ、ヴェルデ。


もう1つにはマモちゃんと藍ちゃん。


必然的に双子に挟まれる。



.
次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]