11 / 家族会議。 『あれ ‥ 』 私は1人、自室でジャンプを見ていた。 未来編の途中で、獄寺くんがγにやられてて顔がヤバイ。 『おかしいなー ‥ 』 私はこれよりもずっと先を知っているはずだ。 なのにその話を思い出せない。 買ったはずの単行本も、何冊か抜き取ったように本棚に隙間がある。 昨日の夜、リボーンが言ったことが気になってしかたがない。 死んだ、なんて。 信じられない。 「どうしたの?」 『藍ちゃん ‥ 』 振り返ればドアにもたれるようにして藍ちゃんが立っている。 『ううん、何でもないよ』 「 ‥ 聞きたくないんだ?」 『え ‥ 』 おいで、と促されるまま下に降りる。 下にはソファに座ったみんながいた。 ソファは丁度8人分、1人掛けと3人掛けが2つずつある。 1人掛けにはリボーンと風が。 3人掛けにはスカルとコロネロ、ヴェルデ。 もう1つにはマモちゃんと藍ちゃん。 必然的に双子に挟まれる。 . |