幸せの旋律*゚

□10
3ページ/4ページ




『おはよう、みんな』


身体の異変に気付いて早めに起きてきたみんなと朝ごはん。


コロネロは既に2枚のトーストを食べ終えて、炊飯器のを抱えて3合のご飯を納豆やらふりかけやら卵やらでたべている。


中には、ジャム以外のものを要求してきた子もいた。


マモちゃんは生クリームとフルーツを。

意外と甘党な藍ちゃんはアイスとチョコを。


後に、この二人の要求がなんて可愛いんだろうか、と思うことになる。


そんな爆弾発言をしてきたやつがこいつだ。



「ねえみぃちゃん?」


『ん?何がほしい?』


「んーとね、納豆とヨーグルトとレバーと小豆!」


『 ‥‥‥ 』



思わず冷蔵庫を開けっぱなしで固まる。


電気の無駄、と藍ちゃんが閉めてくれなければいつまでも開いていたかもしれない。



『えーと ‥ 』



ヴェルデの皿にはきつね色に焼き色のついたパンが1枚。


まさかさっきのトッピングを全部乗せて食べる気だろうか。


んなわけないだろ、と自分に突っ込みを入れて聞いてみる。



.
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]